【解説】
「お金はトラブルのもと」
私が子供の頃、母からよく聞かされました。
私の両親が新居を構えるために貯めていた50万円(今の価値だと約500万円)を、 父方の叔父に貸したのですが、事業が上手くいかずに叔父が夜逃げしてしまったのです。 だから、私は「お金は兄弟間の仲をも裂く」「お金は人を変える」
と信じていました。
もしも、あなたが、「お金は何らかのトラブルをもたらす」と信じているならば、
そのビリーフをあなたが持ち続けてきた目的は何でしょうか?
NLPでは「肯定的意図」と呼んでいます。
例えば、私の場合は、「仲の良い親戚関係」さらに広げると、
それは「安心できる平穏な人間関係」だったのかもしれません。
そして、お金が絡んでも「仲の良い親戚関係」「安心できる平穏な人間関係」
を保つことが可能であることを、
私は子供の頃に同時に経験していたことに気づくことができます。
母方の親戚は仲が良く、祖父が亡くなったときに全く遺産相続でもめることもなく、
毎年正月には一族郎党が集まり、大宴会で大盛り上がりしていました。
そして、私は「お金はトラブルのもと」というビリーフを持っていなくても
私が求めている「仲の良い親戚関係」「安心できる平穏な人間関係」を
手に入れることが出来ることを知っています。
あなたが「お金はトラブルのもと」というビリーフを持ち続けてきたことによって、
あなたが得ているものは何でしょうか?
そのビリーフの肯定的意図に気づくことがそのビリーフを手放す第一歩になります。
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