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「お金に振り回されず、楽しく使いたい」解説

更新日:2022年9月28日


【解説】


「お金に振り回されず、楽しく使いたい」 と考えてたカヨコさんの60年の人生は振り返るとお金に振り回されてばかりでした。 子供の頃は、親がした借金の取り立ての電話がかかってくると、 電話に出て「お父さんとお母さんはいません」というのが、カヨコさんの役割でした。 大学に入ってからは、テニスサークルの会計係をしていましたが、 先輩達がメンバーから集めた会費を横領していることに気付き、その後処理が大変でした。 働き始めると、親友のK子から「1週間後にボーナスが入ったら返すから、お金を貸して欲しい」と頼まれて、お金を貸したら、K子は音信不通になってしまいました。 初めてお付き合いした男性は、半導体関連会社を経営をしている6歳年上で結婚前に同棲もしました。そのまま幸せに結婚するつもりでしたが、男性の会社の経営が危うくなり、 カヨコさんの貯金をすべて男性に貸しました。 お蔭で会社は倒産は免れたのですが、男性は実は既婚者だったことが判明。 男性の妻が、慰謝料を請求してきて、男性に貸したお金はそのまま男性の妻の元へ。 以後もカヨコさんはお金に関するトラブルに巻き込まれる人生で、 お金を楽しく使ったことなんてありませんでした。 カヨコさんは「お金に振り回されず、楽しく使いたい」と考えていたのに、 なぜこんな人生になってしまったのでしょうか? ところで、みなさんがよく知っている浦島太郎、 どうして玉手箱を開けてしまったのでしょうか? 乙姫様に「決して、開けてはいけません」と言われていたのに。 鶴の恩返しではどうして、おじいさんとおばあさんは中をのぞいてしまったのでしょう?「決して中をのぞかないでください」と言われていたのに。 これ私は「ダチョウ倶楽部の法則」と呼んでいます。 上島竜平が「押すなよ!」と言っているのは「押せよ!」というフリになっているので、 肥後と寺門に押されて熱湯風呂に落とされるというアレです。 実は人間の無意識は、肯定文と否定文は区別がつかないのです。 だから、「~したくない」は「~したい」に、 「~してはいけない」は「~しなさい」に、 「~する必要はない」は「~する必要がある」に無意識は受け取ってしまうのです。 あれ?でも、カヨコさんは「楽しく使いたい」だったはずでは?.......... よく見てください。「お金に振り回されずに」って、これ否定形ですよ。 だから、「お金に振り回される」に無意識は判断してしまったのです。 では、どうすれば良いのか?自分に問いかけてください。 「~する代わりに、どうなりたい?」 カヨコさんの場合であれば、 「お金に振り回される代わりに、どうなりたい?」となります。 「お金に愛されて、お金と上手につきあいたい」などの答えが帰ってきたら、 ぜひそれをあなたの新しいビリーフにしてみてください。


【今回のワーク】 「〇〇したくない」「〇〇してはいけない」「〇〇する必要はない」のビリーフを肯定文に変えてコメントしてみてください。





























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